一般的に食物アレルギーとして知られているのは、IgE抗体による「即時型」の食物アレルギーですが、

今回お話ししたいのは 遅延型フードアレルギーと言って 肥満にも影響する可能性があるものなのです。

 食べ物を経口摂取した時に、その食べ物に対するアレルギー反応が生じることがあります。多くは食べ物を摂取して数分から1時間以内にじんま疹や腹痛などの症状が出る即時型ですが、

★数時間から
2日間経過して症状がみられる遅延型があります。

近年、我が国において、食生活の変化等により食物アレルギーは確実に増加していると言われています。 今回は、原因不明のだるさや治療困難なアトピーなどの原因となる遅延型の食物アレルギーについて説明します。

IgE抗体による「即時型」のアレルギーは、食べ物を摂取した直後(通常30分以内)に皮膚症状(かゆみや蕁麻疹など)や呼吸器症状(喘鳴、咳など)、消化器症状(腹痛、下痢、嘔吐など)などを認めます。そして、場合によっては喉頭浮腫による窒息など命に関わることもあります。

 一方、「遅延型」の食物アレルギーは、IgGIgA、免疫複合体が関与し、食べ物を摂取してから数時間~数日後に症状が現れます。

遅発性アレルギーによる症状は身体全体に及びます。

・消化器症状

消化不良・便秘・下痢・腹痛・吐き気・過敏性腸症候群・腹満感など

・精神神経症状

不安神経症・頭痛・情緒不安定・うつ・頭が重い・集中力不足など

・皮膚症状

 湿疹・にきび・(アトピー性)皮膚炎・ふけ・じんましん・肌荒れ・多汗など

・呼吸器系

鼻水・鼻づまり・慢性副鼻腔炎・ぜんそくなど

・泌尿生殖器系

頻尿・尿意切迫・夜尿症(小児)・月経前症候群・おりものなど

・筋骨格系

 筋肉痛・関節痛・関節炎・関節リウマチなど

その他

不整脈・慢性疲労・倦怠感・口内炎・むくみ・体重増加(本日テレビでも触れていました)など

なかでも、ドライスキンで痒く、湿疹を繰り返す皮膚病変は、遅延型の代表です。 遅発性食物アレルギーは、原因となる食物を食べてから時間がたってから症状がでますので、原因がわからない場合が多いのです。 医療機関で調べて貰っても異常がないのに、身体の不調を繰り返す場合には、一度、遅発性食物アレルギーを疑って検査を考えた方がいいでしょう。 94種類の食物に対する、アレルギーの検査です。 この検査は、自分の食生活を見直す機会にもなりますし、健康のためにも、自分が何に対してアレルギーがあるのかを知っておくことはとても重要です。
 検査は、少量の血液で行うことができます。  しかし、このテストは、遅発型食物アレルギー可能性を予測するもので、最終的な診断はできません。 この食物アレルギー検査にて見いだされた、可能性がある食物を試験的に少し摂取し、症状に変化があるかどうかを調べることになります。 その結果、特定された食物を、
36ヶ月制限を行うことが治療になります。 正しい診断と正しい対処の仕方を行うことによって、体調を整えて行くことが大事となります

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by rapport_kykohp | 2016-12-21 14:31 | 女性クリニック ラポールのこと

うつ病は、耳慣れた病気です。 実際、厚生労働省が実施している患者調査によれば、日本の気分障害(うつ病の正式な病名)患者数は1996年には43.3万人でしたが、2008年には104.1万人と、著しく増加しています。 身近な疾患になってしまったと言えます。 うつ病の原因は、セロトニンやノルアドレナリンなどの脳内の神経伝達物質の働きが悪くなっていると推測されています。 現在、うつ病の治療に用いられている薬は、SSRI(選択的セロトニン再取り込阻害薬)という薬です。 この薬は、シナプスに取り込まれるセロトニンを減少させ、実際に必要なセロトニンを増加させる役割を持っています。 SSRIの登場によってうつ病患者に光明が与えられましたが、奏功する患者は約40%だと言われています。 残りの患者さんでは、SSRIが処方されても症状が改善しないか、悪化している場合があるのです。 米国で栄養療法(薬を使わない栄養素の補給による療法)を積極的に行っているグループは、32万件の症例と23万件の血液検査結果を行った結果をもとにうつ病を5つの型にわけ、不足しているまたは過剰な栄養素を調節する治療により大きな効果を挙げています。 栄養療法とは、必要な生化学的血液検査を行い、不足しているまたは過剰になった物質を調べ、その結果をもとに体内の神経伝達物質を調整するという方法で、お薬を使わない治療方法です。 例にとると、出産後に気分が沈み込んでしまう“産後うつ”という病態があります。 通常では、出産に備えて胎児が必要とする物質は母体から供給され、出産後に母体内で上昇した物質は“代謝”という形で正常なレベルに戻ります。 しかし、その時の“代謝”に必要な物質が足りないと、増加した物質は正常レベルまで復することが出来ないために、うつ状態となってしまうことが判明しています。 栄養療法では、薬を用いる訳ではありませんから、出産直後から治療を進めることができます。 うつ病の症状を記載しておきます。

1) 自分で感じる症状

憂うつ、気分が重い、気分が沈む、悲しい、不安である、

イライラする、元気がない、集中力がない、好きなこともやりたくない、

細かいことが気になる、悪いことをしたように感じて自分を責める、

物事を悪い方へ考える、死にたくなる、眠れない

2) 周囲から見てわかる症状

表情が暗い、涙もろい、反応が遅い、落ち着かない、飲酒量が増える

3) 体に出る症状

食欲がない、体がだるい、疲れやすい、性欲がない、頭痛、肩こり、

動悸、胃の不快感、便秘がち、めまい、口が渇く

これらの症状が数週間続く場合は、うつ病が疑われます。 栄養療法による治療をご希望の方は、ご相談下さい。


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by rapport_kykohp | 2016-12-09 13:37 | 医学のこと