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実は、女性にも多い 過敏性腸炎。
腸過敏症候群 とか IBS とも言います。
婦人科の患者さんにも多くみられます。  今日は その お話。

 腸過敏症候群とは、腸の検査や血液検査で明らかな異常が認められないにもかかわらず、腹痛や腹部の不快感を伴って、便秘や下痢が長く続く病気です。 日本人の
1015%に認められ、発症年齢は2040代に多く、やや女性に多くみられます。 便通の状態により、便秘型、下痢型、交代型の3つに分類されますが、男性では下痢型、女性では便秘型が目立ちます。 次の(1)から(3)に当てはまれば、腸過敏症候群の可能性が高いと言えます。
(1)腹痛などの症状が排便により軽快する、
(2)症状の有無によって排便頻度に変化がある、
(3)症状の有無によって便の状態に変化がある。 

 腸過敏症候群では、長期に症状が持続している人が多く存在し、調査によると
50%を超える人に毎日症状が表れていると言われています。 命に関わることはないが、経過が長く完全に治ることが少ないという特徴があります。 腸過敏症候群の症状は、下痢型、便秘型、交代型に分けられますが、以下に挙げたように原因は多様です。 

A) 生活習慣および環境因子

  ・ストレス

  ・概日リズムの破綻

  ・運動不足

B) 消化管機能低下

  ・膵外分泌不全

  ・腸管の軽度な炎症

  ・腸粘膜透過性亢進

  ・胆汁酸吸収不良

  ・慢性便秘

  ・腸内細菌叢の乱れ(ディスバイオーシス)

  ・小腸内細菌異常増殖

  ・寄生虫感染

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C) 栄養要因

・炭水化物不耐症

  ・食物過敏症

  ・非セリアック性グルテン過敏症

  ・ニッケル関連腸粘膜炎

  ・ビタミンD欠乏

多様の原因を精査することは困難ですが、欧米で既に行われている数十項目の便を用いた検査で、原因を絞り込むことが可能です。 この検査を便総合検査と言います。 便総合検査にて原因を絞り込むことにより、適切な生活改善や腸内環境改善を行うことができるために症状が緩和できることになります。 

*便総合検査は自由診療にて行います。

 実は月経不順や 頑固な不正出血 あるいは 頑固なカンジダ膣炎なども合併していることが多くて、腸をなおして婦人科疾患もなおる という経験もあります。

by rapport_kykohp | 2018-05-05 10:52

今までの健康診断は、出血の有無を確認する便検査や胃と大腸を中心とした内視鏡検査が主体でした。 

これらの検査では、腸管の形の変化を観察することができますので、がんや炎症性疾患などの“明らかな異常”は見つけることができます。 

一方、従来の健康診断では 腸管の機能 を検査することができていませんでした。 

でも、最近は、腸内細菌をはじめとする 腸内環境の検査 ができるようになりました。 
これが 腸の機能を調べることになるのです。 

調べることができる項目は、消化、吸収、炎症の有無、グルテンの耐性、腸内細菌の状態、寄生虫の有無など、多岐にわたります。 
この腸管の機能を観察する検査は、便を採取するだけで行うことができます。 
内視鏡のように検査前の特別な食事等の前処置等は必要はありません。

腸内細菌等を調べることによって、
★食後の腹部の張り
(腹部膨満‐特にケーキやお菓子を食べた後)
★理由のわからない疲れ
★原因不明の肌の荒れ
などの原因がわかるかもしれません。
 また、腸内細菌の大きな乱れが認められた場合には、より精密な検査と治療を行うことによって体調を回復させることが出来ます。 
最近の研究では、腸内細菌の乱れが関節リウマチ等の疾患を引き起こすことが判明してきています。 

一度、機能を調べることができる腸の健康診断を受けましょう。


by rapport_kykohp | 2017-11-28 13:25

注目されるビタミンD (骨のことではなくて)

 <まずはビタミン D の骨に対する働きを復習しましょう>
.ビタミンD
は、骨に対する作用がよく知られています。 
 ビタミンDは、コレステロールが生合成される際の代謝産物に紫外線が照射されることで起る光化学反応と、その後の体温によって起る熱異性化反応によって体内で生成されます。 体外から摂取したものと、体内で生成されたビタミンは、肝臓で代謝された後に、腎臓に運ばれここで活性化ビタミンDに変化します。 

活性化ビタミンDの作用として、

1.小腸でのカルシウムの吸収を促進する。

2.腎臓でのカルシウムの再吸収を促進する。

3.骨から血中へカルシウムの放出を高める。

 
一見、ビタミンD
は骨からのカルシウムの放出を促進することから、骨粗鬆症を悪化させる作用があるように感じますが、実際には骨粗鬆症の治療に広く用いられています。 

骨は骨芽細胞による骨組織の形成と破骨細胞による骨組織破壊(骨吸収)により一定の骨量が維持されています。 活性型ビタミンDは破骨細胞の活性化による骨塩動員作用(骨吸収)の促進により骨の破壊に関与することで 骨リモデリング(骨の破壊と再構築) を正常に維持するよう働きます。 ビタミンDは前述したように血中のカルシウム濃度の上昇に働きます。 血中のカルシウム濃度が上がるとカルシトニンという副甲状腺ホルモンが分泌されます。 カルシトニンは小腸でのカルシウムの吸収を抑制する働きや、カルシウムの尿中への放出を促進する働きとともに、骨へのカルシウムの沈着を促進する働きが有ります。 ビタミンD自身が骨からのカルシウムの溶出を促進する働きがあっても、ビタミンDの血中カルシウム濃度を上昇させる働きにより、カルシトニンを介して骨へのカルシウムを沈着させる働きもあるのです。カルシウムの溶出よりも沈着させる作用のほうが強いので結果として、ビタミンDの投与が骨へのカルシウムの沈着する方に向かいます。 


<チューモック!実は 現在骨粗鬆症以外の病態に対するビタミンDの効果が注目されています。>

それらは、

・がん細胞の増殖抑制・正常細胞への分化誘導作用

・免疫調節作用 

・運動能力の改善作用

・うつに対する改善作用
・副甲状腺ホルモン産生・分泌抑制作用
・発毛調節作用
・腸管機能の改善  
 です。

ビタミンDは免疫機能の中で、ナチュラルキラー細胞の活動とマクロファージの食作用を活性化することがわかっています。 ビタミンDを毎日、1,200 IU摂取した人々は、摂取しなかった人々に比べて、42%インフルエンザの罹患率が低かったとの報告もあります。 ビタミンDは四肢の骨格筋の機能調節に必要と言われていますので、ビタミンDの不足で筋肉低下からの歩行障害を引き起こす可能性があります。 また、ビタミンDにはてがん細胞の増殖を抑制し、ガン化しかけた細胞を正常細胞へと分化誘導する働きが認められています。 ビタミンDの血中濃度を保つことにより、大腸がんの発生が半分に減少したと報告されています。 様々な健康効果を引き出すために必要なビタミンD1日の摂取量は、1,0005,000IUと考えられます。 悪性腫瘍の治療にビタミンDを用いると高カルシウム血症を引き起こすリスクが高くなることが考えられるために、定期的に血中濃度を測定しながら適切な量を摂取することをお勧めします。


by rapport_kykohp | 2016-10-18 16:06

脂肪細胞 の 功と罪

脂肪は歳とともに身体に少しずつ “つく=蓄積する” ことは感覚的にわかっています。 

従来、脂肪はエネルギーを蓄積する場所として捉えられてきました。 現在、その捉え方は変わりつつあります。 加齢を中心とした変化に伴って、脂肪細胞は変化し、生活習慣病を引き起こすことがわかってきました。

 今回は、この脂肪について正しく理解した上で、生活習慣病を防ぐ方法を考えてみたいと思います。 
まずは、脂肪細胞の種類をみてみることにします。 体内の脂肪は3種類あると考えられています。 白色脂肪細胞、褐色脂肪細胞、そして骨髄中脂肪細胞です。 

1.白色脂肪細胞
身体の大半を占める脂肪細胞で、エネルギーを蓄積する脂肪細胞です。 
2.褐色脂肪細胞
体内でごく少量認められ、白色脂肪細胞と対称的にエネルギーを消費して熱産生を行う脂肪細胞です。 加齢とともにその量は減少しますが、最近になって成人でも存在すること判明しました。
3.骨髄脂肪細胞
骨髄中にある脂肪細胞で、加齢に伴って骨髄は脂肪細胞で満たされることがわかっていいます。 全身への影響は少ないと考えられていますが、骨髄中の脂肪細胞の増加は、骨粗鬆症を引き起こす原因として認識されています。 

体内で大半を占める白色脂肪細胞について少し詳しく見ていきましょう。 
加齢に伴って、白色脂肪細胞は代謝低下や炎症性免疫反応の増加、酸化ストレスの増加が観察され、脂肪組織が機能異常をきたすことが知られています。 加齢以外にも、過食や高脂肪食を摂取することにより、脂肪組織の老化が促進されることがわかっています。 脂肪内で慢性炎症が引き起こされると、血糖値を制御するインスリンの効きが悪くなり、糖尿病を発症します。 肥満状態が続くと、糖尿病は悪化し動脈硬化症を引き起こし、心筋梗塞や脳梗塞といった生命にかかわる重篤な疾患の発症につながっていくのです。 

ではなぜ、発病のきっかけとなる慢性炎症は、脂肪細胞に起きてくるのでしょうか? 最近になって、腸内環境が大きく関わっていることがわかっています。 腸内細菌の細胞壁内に存在するエンドトキシン(内毒素)が、腸管の中と外の関門である腸管バリアを潜り抜けて体内に入り込むことによって、脂肪細胞に慢性炎症を起こしているのです。 腸管バリアの機能を低下させている原因はさまざまですが、食品添加物である食用乳化剤が原因となっていることは無視できない事実です。 

 ★でもね、脂肪細胞も需要な臓器の一つです。すべて排除するということではありません。先にも書いたように
エネルギーの蓄積 と
重要なサイトカインの分泌 が
主な役目とされています。

不必要な脂肪細胞の増加や、脂肪細胞の肥大化 が問題なのです。それが最も重要です。そうさせないためには
やはり カロリーリストラクション と 運動不足解消 が大切だと思いますよ。

 脂肪細胞の増加=肥満を防ぐことは、糖尿病、動脈硬化を防ぐことに直接つながる重要なことです。 フィトケミカル(果物、野菜、豆、お茶、ハーブなどの成分から発見された物質)が多く入った天然食品を用
by rapport_kykohp | 2016-08-11 15:03

脂肪燃焼を促進するサプリメント&注射を紹介します。

個々のサプリメントでも、脂肪燃焼の効果はありますが、最大の脂肪燃焼効果を引き出すためには、
Lーカルニチンα-リポ酸コエンザイムQ10 を一緒にとることが最適です。 

また、これらの 注射 を組み合わせれば最大限の効果が得られます。

L カルニチン は 体脂肪をへらす
体内で必須アミノ酸のリジンとメチオニンから合成されるアミノ酸の一種です。 筋肉に脂肪を運び、ミトコンドリア内に脂肪を取り込ませて、中性脂肪と脂肪酸を燃焼させる働きがあります。 これによってLDLコレステロールの増加を抑制し、体脂肪を抑える効果が期待できます。 運動前に摂取すると、さらに脂肪燃焼効果が高まります。

α-リポ酸 は 抗酸化作用 がある
ビタミンCやビタミンEの約400倍の抗酸化作用があると言われ、活性酸素の増加を抑制し、細胞の酸化を防いでくれます。また、α-リポ酸は水にも脂肪にも溶けることができるので身体のすみずみの細胞に行き渡り、ビタミンCやE、コエンザイムQ10の再利用を行い、体内の抗酸化力の底上げをします。ブドウ糖を細胞内のミトコンドリアへ届ける働きがあり、熱エネルギーの生産を高め新陳代謝を促進し、むくみ・冷え性にも効果があります。

還元型コエンザイムQ10 は お助けマン
体内の約60兆個の細胞を常に細胞を活性化させておくことが、若々しさを保ち、老いにくい身体をつくります。コエンザイムQ10の役割は、ミトコンドリア内でエネルギーが産生される際に補酵素として働くとともに、抗酸化作用を発揮して錆びにくい身体を作ります。

★脂肪は最終的には細胞内のミトコンドリアで燃焼されエネルギーが生成されます。このエネルギー生成過程で上の3つが必要となり、どれか一つがかけても最大の脂肪燃焼効率を引き出せません。これらの成分は加齢ともに減少し、40歳頃を境に激減します。 その理由は、体内での合成量の減少と、食品には極微量しか含まれておらず、かつ消化吸収されにくい性質によります。脂肪を燃焼させるために必要な精錬された成分が、十分量含んだきちんとしたサプリメントです。
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★ここに二人の被験者を登場させます。現在上記3つのサプリを服用して10日間が経過しています。
女性Aさんは、最初むくんで体重が 600g ほど増えましたが その後は順調に経過して現在当初より 900g 減っています。二人とも食事内容は変わっていません。もちろん日頃から暴飲暴食せずに適正なカロリーコントロールはしているつもりのようです。外食はこの10日間で2回あります。


L-カルニチンとα-リポ酸は、皮下または静脈注射でも摂取可能です。 注射で直接摂取するために、薬剤の効果を最大限に引き出すことができます。 

これらの薬剤の効果は、脂肪燃焼だけではなく、
・記憶力の増強や脳の老化防止
・疲労感やだるさの解消
・高脂血症を予防・改善
・顔や手のむくみ改善
・冷え性の改善
・アンチエイジング            という特徴もあります。

by rapport_kykohp | 2016-08-03 09:42

オゾン は 1840年にシェーンバインというスイスの化学者によって発見された気体です。

オゾンというとオゾン層の破壊 という言葉から悪者扱いをされることが多いようですが、実は
オゾンは3つの酸素原子からなる 酸化力が極めて強い 物質です。 医療用途では、第一次世界大戦中にドイツ軍の負傷兵のガス壊疽の治療に用いられ、1935年には、初めて医療用オゾンの発生器がつくられています。 治療としての 血液オゾン療法 は、約50年前にドイツで開発され自然治癒力を復活・強化する療法として広く認知されており、ヨーロッパでは保険適応となっている療法です。

オゾンの体にする主な作用は、
・体内に侵入した細菌を死滅させる
・酵素反応を促進させる
・細胞内情報伝達のメッセンジャーとなる
・抗酸化力を上げる刺激となる              

です。
これらの作用から、ウィルスや細菌から体を守り、酸素化を促進し、体のエネルギーであるATPの産生能を上げ、酸化した体を抗酸化の力により正すことが出来るのです。
オゾン自体は酸化物です。 酸化ストレスを体内に投与し、有益な効果を得る療法を総称して、酸化療法といいます。 血液オゾン療法は、酸化療法の代表的な療法です。 適量の酸化ストレスを、適切な経路で適切な量を生体内に投与することにより、生体の抗酸化力や免疫力、酸素化を促進することができます。 ここで、大事なことは“適量”のオゾン量ということです。


例えば、適度な運動は身体によいことは誰でも知っていますし、疾病予防やアンチエイジングの観点から運動療法とカロリー制限は絶対的に必要な療法であることは疑いの余地はありません。 しかし、何も運動していない人が、いきなりフルマラソンを走ればどのような状態になるでしょうか? 身体に立ち直ることができないくらいの激しいダメージが与えられてしまう可能性が高く、体内には体に悪い活性酸素が大量に作られることになります。
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炎天下のゴルフなんてもってのほか・・・

一方、適度な運動を続けることがなぜ、身体によいのでしょうか? 2つの違いは運動の量にあるのです。 運動の量とは酸化物の多さと言い換えることが出来ます。 体内で処理できる酸化物の許容量を超えた量が負荷されれば、身体は弱っていくしかありせん。 しかし、適度な運動量なら適量の酸化物が体内に生じ、その酸化物が引き金となって、体内で抗酸化物質が産生されるという有益な反応が生じるのです。 

実は、血液オゾン療法は、血液を通じて行う体内の運動ともいえる療法 なのです。

その続きは その2~血液オゾン療法の不思議 で・・・
by rapport_kykohp | 2016-07-04 21:28

副腎疲労症候群 漢方編

副腎疲労症候群のお話をしましたが、前回の症状を 東洋医学 でひも解いてみましょう。

1.うつ病や適応障害と診断されている 気滞
2.朝起きられない 腎虚 脾気虚
3.立ちくらみがする 血虚

4.何をしても楽しくない 気虚 気滞

5.月経前症状が強くなった お血 気滞 水滞

6.物忘れがひどくなった 腎虚
7.忍耐ができなくなった 腎虚 胆虚
8.花粉症、アレルギーがひどい 肺気虚 肝鬱 肝火上炎 肝陽上亢
9.とにかく疲労やすい 気虚 
10.日常的なことがとても疲労る 気虚


ご覧のように 虚 という言葉が並びます。

東洋医学で言う 虚 とは 足りない ということです。
何が足りないか?
漢方では 物質 と 機能 を考えます。

副腎疲労では 物質 も 機能 も 足りない と考えるのです。

滋養強壮 ということばがありますが、滋養が物質を補うことで、強壮が機能を高めることだと考えてよいでしょう。

産後の滋養強壮
病後の滋養強壮
術後の滋養強壮

前回の副腎疲労のブログにあったように 強いストレスが あったときに 副腎でのコルチゾール供給が枯渇したと考えると
東洋医学では この滋養強壮 という言葉がふさわしいのではないかと考えます。

では滋養強壮 となる漢方とはいったいどんなものを指すのでしょうか。

生薬から考えるとわかりやすいかもしれません。
地黄 山薬 沢瀉 牡丹皮 茯苓 附子 大棗 黄耆 
補骨脂(ほこつし) 鹿茸(ろくじょう) 菟絲子(としし) 艾葉(がいよう)
あるいは 栄養が足りない と考えるのなら
消化吸収を助ける方剤を考えた方が良いかもしれません。
桂枝湯 建中湯類 
前述の leaky-gut syndrome(リーキーガット症候群) のような消化吸収の低下した小腸であれば、食事療法に加えて小建中湯や桂枝加芍薬湯を1年近く服用することが効果を出すことがあります。
by rapport_kykohp | 2016-06-26 10:56

1.うつ病や適応障害と診断されている 
2.朝起きられない 
3.立ちくらみがする 
4.何をしても楽しくない 
5.月経前症状が強くなった 
6.物忘れがひどくなった 
7.忍耐ができなくなった 
8.花粉症、アレルギーがひどい 
9.とにかく疲労やすい 
10.日常的なことがとてもつかれる

上の質問の内、3つ以上当てはまる方は“副腎疲労症候群”の可能性があります。 

その他の症状として、食の嗜好 が問題になることがあります。

塩辛い食べ物が無性に欲しくなったり
コーヒーやコーラ、チョコレートの力を借りないと仕事ができない などです。

 “副腎疲労症候群”とは、ストレスで疲れた時に必要なコルチゾールという副腎で産生されるステロイドが少し足りなくなることによって、“疲労”が出現する症候群です。 症候群ですからこの“副腎疲労”には、頭痛やめまい、イライラといったさまざまな症状も伴うことがあります。 この副腎ステロイドには通常、日内変動というものが認められています。 1日の中でコルチゾールは体内で朝に最も高い値になるようにセットしてあります。 昼、夕方にかけてコルチゾールの値は低くなります。 

副腎疲労症候群の患者さんでは、この日内変動に狂いが生じており、朝起きるのが不得意で午前10時頃になって何とか頭が目覚め、夕方頃よりエンジンがかかりはじめ、夜に元気になるという特徴があります。

副腎疲労症候群原因は何でしょうか? ストレスに対処するためにコルチゾールを過剰に使ってしまい、いざという時には使えなくなってしまい疲労が蓄積しているのです。 ストレスによって、副腎ステロイドが消費されたために、副腎からきちんとコルチゾールが供給されずに“疲労”が生じています。 ストレスには、さまざまな種類があります。 身体的ストレス、心理的ストレス、環境に由来するもの、感染性のものなどがあります。 ストレスは軽症なものから重度なものがありますが、ストレスの量が許容範囲を超えてしまい、身体がストレスの大きさに対応できなくなってしまった場合に生じます。 ストレスの許容量は人によって個人差があるので、身体症状や罹患期間はさまざまです。 ストレスが生じてから数か月から数年間で発症することもあります。

長く続く呼吸器や腸管の炎症・感染症や、繰り返す身体的・感情的ストレス、アレルギー、過労、喫煙、寝不足、運動不足・過度な運動、恐怖、コーヒー・カフェインの摂りすぎ、ある種の薬の摂りすぎ等、さまざまなことが発症のきっかけとなります。 

どんな人がなりやすいかというと、生真面目で完璧主義の人、うまく休息が取れていない人、常に自分を酷使している人、常にプレッシャーを感じている人、重篤な怪我や再発を繰り返す病気をした人等です。 現代人は、度重なるストレスや24時間続くストレスに晒されていることが多く、食生活も乱れがちです。

 診断はまず、過去に遡って聞き取り調査をすることから始まります。 いつから、どんなストレスがあり、どのように変化して行ったか等を十分に探って行きます。 副腎が疲労してしまった原因を探ることが治療への第一歩ですから、多くの質問をしてその原因を探ることになります。 副腎が疲労していると言っても、副腎機能不全とは違いますから、多くの場合血液中の副腎ホルモンの値は正常です。 ただ、朝から午前中にかけて疲労があり、夕方ころから回復してくることが特徴ですから、副腎ホルモンの日内変動は正常と異なっています。 このことを確認するために、より鋭敏な検査である唾液中ホルモン値を朝、午前中、午後、昼、夜の計4-5回、測定し、日内変動の狂いを確認します。 朝にホルモン値が高いという日内変動から外れていることで、診断がつくのです。 勿論、隠された大きな疾患のための疲労と鑑別することが必要ですので、そのための血液検査を行います。 身体的には疲労が最大の症状ですが、低血圧を伴っていることも特徴の一つです。 治療は、ストレスを取り除くことが最大の治療となります。 長い時間のストレスのために生じた疲労ですので、生活を含めてさまざまなこと変えることは難しいことですが、何がストレスになっているのかを突き詰め、それを取り除く必要があります。 ストレスを取り除く作業の中で、食生活を変えることも重要なことです。 知らず知らずに、疲労から逃れるために、コルチゾールをうまく使えない食生活になってしまっている場合が多く認められます。 チョコレートを食べ過ぎていたり、間食でエネルギーを補充することに慣れてしまっている場合があります。 

治療は、食生活を含めた習慣を変えると同時に、長年のストレスから生じた疲労た身体をも元に戻すためには、点滴療法を含めた薬による治療も必要です。 治療の初めの内は、疲弊した副腎を回復させるために、点滴療法と適切なサプリメントを用い、症状に適した治療プログラムを施行することにより疲労から身体を回復させて行きます。 疲労の程度により差はありますが、大体3‐6か月間で“疲労”のない有意義な日常生活が送れることを目指しています。
by rapport_kykohp | 2016-06-23 08:35

あきらめない がん治療

末期がんと呼ばれている状態はどのような状態でしょうか? 

治療という観点から考えると、がん治療の3大標準治療である手術療法、放射線治療、化学療法のいずれもが無効なものと考えて差し支えないと思います。 
末期がんとはがんの標準治療に“抵抗性”を獲得したがんとも言えます。

 では、がん細胞はどのようにして治療の抵抗性を獲得するようになるのでしょうか? 

 がん細胞は、酸素が十分に供給されていない場所でも増殖できるように、嫌気性代謝を行っています。 生物の誕生は約40億年前と言われていますが、その頃の生物は酸素を必要としていない環境で生きるためのエネルギーを産生していました。 生物が進化する過程で、正常な細胞は酸素をエネルギーとすることを覚えたと言われています。 がん細胞は、未だに酸素を必要としない嫌気性代謝(解糖系)でエネルギーを得る原始的な細胞です。 がん細胞は原始的で未熟な細胞ですので、無秩序に増殖し続けます。 低酸素誘導因子(Hypoxia Inducible Factor、HIF)を発現させたがん細胞は、低酸素状態でも増殖ができるように、自身の周辺環境を整えていきながら悪性化していきます。 がんが成長し、内部のがん細胞が酸素欠乏の状態となればなるほど、がんは悪性化するとともに多量の抗酸化物質(グルタチオンペルオキシダーゼ)を含む状態となります。 放射線治療・抗がん剤治療は、いずれもがん組織で活性酸素(フリーラジカル)を発生させがんを壊す療法です。 がんが抗酸化物質を持つようになると治療のために発生させた活性酸素をがん細胞内で中和してしまうために治療効果が著しく低下します。 その結果、がんは治療に対して抵抗性を持つようになるのです。 

 低酸素状態で発育を続けるがん細胞は、嫌気性代謝(解糖系)でエネルギーを産生しています。 嫌気性代謝(解糖系)ではエネルギーの素はグルコースだけですから、多くのグルコースが必要となり細胞膜にはグルコースを受け入れるレセプターが増加します。 ビタミンCはグルコースと化学構造が似ていることから、容易にがん細胞に取り込まれます。 高濃度ビタミンC療法 は、がん細胞内で酸化物質である過酸化水素を発生させることによりがんを死滅させる療法です。 
d0140997_101575.jpg通常、適切な血中ビタミンC濃度が得られれば高濃度ビタミンC療法は効果を発揮しますが、多量の抗酸化物質を産生するようになったがんに は高濃度ビタミンC療法 は効きにくくなります。

 治療に抵抗性を示すようになった場合には、腫瘍内の抗酸化物質に打ち勝ちがん細胞を死滅させるために、効果的なビタミンC投与の仕方を組み立てる必要があります。 このような場合、単にビタミンCの投与だけではがん細胞内で増えた抗酸化物質に打勝つことは困難ですので、ビタミンCの効果が最大限に得られるように他の点滴療法を組み合わせます。 その一つの方法が、血液オゾン療法高濃度ビタミンC療法 に組み合わせることです。 血液オゾン療法は、赤血球の酸素運搬能を驚異的に増加させます。 冷え性の患者さんでは、この療法直後に冷えていた手足が温かくなっていると喜ばれるくらいです。 酸素を多く含んだ赤血球を身体の隅々まで送り込むことにより、がん細胞内の酸素濃度も上昇します。 がん細胞内の低酸素環境を改善することにより、嫌気性代謝(解糖系)の速度を低下させれば、がんの発育を防止することができます。 また、HIFの発現を抑制させ、がんのさらなる悪性化を防ぐことができる可能性があるのです。 ビタミンCはがん細胞内で酸素から過酸化水素を作ります。 がん細胞内の酸素量が高い方が、治療のためにビタミンCが作りだす過酸化水素の量は増えることになります。 血液オゾン療法でがん細胞内で酸素濃度を高めることにより抗酸化物質の産生を低下させ、高濃度ビタミンC療法でがん細胞内でより多くの過酸化酸素を発生させるとともに、HIFの発現を抑制させることができます。 この二つの療法を組み合わせることで、より効率のよいビタミンCの効果が得られると考えられます。 同じ理由で、血液オゾン療法は化学療法や放射線療法の効果を高めることができると考えています。

 がんの治療はあきらめることはありません。 

 あきらめなければ、可能になる方法があると思っています。 科学的に裏付けのある あきらめないがん治療 をご一緒に考えたいと思っています。

 末期がんについての定義には、医療上のいろいろな立場があり、これを簡単に統一するのは困難です。
治療上の立場からは。末期がんとは
1. 手術、放射線治療、化学療法のいずれも不可能なもの
2.手術の不可能なもの
3.手術、放射線治療のいずれも不可能なもの、とする考え方があります。

一方、病状、予後の点からは
1.予後の生存期間が一ヶ月以内
2.予後三ヶ月以内
3.予後六ヶ月以内、とする立場や、
4.全身状態の極度に悪化したもの
と考えるなどいろいろです。

ターミナル・ケア(終末期医療)を行っている病院である聖隷ホスピス(浜松市)の実績をみると、患者の在院日数は平均で91日です。そこで、生存期間が予後2~3ヶ月とされる人を、末期がん患者と定義してもよいと考えられます。

あくまでも西洋医学を柱として治療を進めていくことが一番望ましいことです。そうはいっても西洋医学ではどうしても乗り越えられない限界にぶち当たる事もあるかもしれません。 

そんな時は治療をあきらめるのではなく、可能性を見出していく 力 が大切です。
by rapport_kykohp | 2016-06-13 07:19

生理痛は病気です

と、書くと た・じ・ろ・ぐ 人もいらっしゃるだろう。

でもこれくらい書かないと、

 ①生理痛は当たり前だ・・・前田のクラッカー・・・とは昔の人ならわかるはず

   とか

 ②生理痛なんかで病院に行くのはおこがましい

   とか

 ③生理で頭は痛いけどおなかは痛くなくいから、私は生理痛なんかないっ!

   とか

 ④苦しくったって、かなしくったって生理中のみだから平気なの

と言って 生理痛のある人の1/3の方が病院に行かないんだそうだ。

 ①の方  当たり前ではありません。

 ②の方  決しておこがましくはありません。生理痛の後ろには子宮筋腫、内膜症、月経前症候群、クラミジア感染症、そのほか性感染症、はたまた虚血性腸炎や憩室炎など婦人科以外の病気も稀には・・・隠れていることがあるのです。よ

 ③の方 生理中にある困った症状は月経困難症という病名がつきますので、頭痛もりっぱな生理痛ですよ。
 

 ④の方 そんな やせがまん?しないでください。ご自身のQOLをあげましょう!

by rapport_kykohp | 2009-02-02 16:37