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肥満遺伝子

・・・というものが、up-to-dateだと200以上はあるらしい。

一般的にはメンデルの遺伝形式で肥満になるものが多いのだが、単独遺伝子で発現する病的な肥満などもある。

メンデルの場合、親の持っている肥満遺伝子を両方受けついだ場合(A)と、片方からだけ受け継いだ場合(B)と、全く受け継がない場合(C)の3とおりがあるのだが、(A)と(C)では、安静時の基礎代謝量が 200kcal くらい異なる場合もあるようだ。つまりショートケーキ軽く1個分食べても全く平気な人と、とにかく1個食べたら大変な事になりますよー状態の人と雲泥の差があることが遺伝子調べればはっきりするわけだ。

ある肥満遺伝子の場合、(A)タイプ、(B)タイプ、(C)タイプそれぞれに、同じダイエット食品を与えて、同じメニューでダイエットをこなしてもらったら、3ヵ月後に3-4kgも体重減少に差が現れた、という報告もある。

今ここに、日本人に多いとされる肥満遺伝子の変異3種を組み合わせて調査して、その組み合わせにより、運動も含めたダイエットメニューを作成するというサービスを提供するグループがある。
そこではなんと、切った爪 で ジーン の組み合わせがわかるらしい。

 調べてもらおうかしらん。

肥満遺伝子の組み合わせによっては、”あなたは食べる量を減らしても減らしても、痩せません”(D)と言う結果がでるやもしれん。

 あるいは

”普通の人よりちょっと気い抜いてダイエットしても知らず知らずに体重が減ります!”(E)という結果かも知れぬ。

どっちの結果が出ても
(D)なら、こりゃ遺伝だからしかたがない、と腹くくって太るだろうし
(E)なら、甘い言葉に甘えて、ダイエットしないだろうし・・・

jジーンがわかれば 本当に Tailor made medicine が成り立つわけだ
by rapport_kykohp | 2008-10-07 00:21 | 医学のこと