女医ラポールの心とからだのメンテナンス


広島市中区大手町の女性クリニックラポール院長
by らぽーるきょろこ
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粉はダメとか、粒はダメとか

薬の話です。

「私は粉はダメなんです。」

「それ粒ですか?」

とは、日常外来の現場で、そうですね、そんなに頻繁ではないけれど一月にいっぺん位は耳にします。

医者になって初めてこの言葉を聞いたときは、
 ”しゃらくせーい。良薬は口に苦しって言うんでエ。つべこべ言わずにのまんか-い。”
と内心思っていたけれど(思いっきり、パターナリズム)、

今では、薬は飲んでもらってなんぼのもの、つまりどんなに良い治療をしたと思っても、飲んでいただいて反応を診なければ自分の治療が正しかったのかどうかわからない。
それに、”粉以外にどうにかなりませんか?”とか、”どうしても粒やカプセルは飲めないんです”と言われたからといって、”じゃあ、しょうがないですね。やりようがありません。”
と言ってしまうのも、芸がない。

最近では、
漢方薬にも粒タイプがあるし、
粒の薬なら、薬局で上手に粉砕してくれる、こともある。
オブラートに包む、という方法だってあるんだ。
あるいは、飲めないものは座薬にしましょ、とか
子どもだったら、お尻から腸に入れちゃいましょ、
とか言う場合もある。

しかし、

薬は、たとえば漢方薬なら、
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)のように<丸>のつくものは、
丸薬として飲むほうが効果がありますし、
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)のように<散>のつくものは
散剤でも、
桃核承気湯(とうかくじょうきとう)のように<湯>のつくものは、
お湯に溶いて飲みなさい、
というように
お薬には一番効きやすい本来の飲み方があるのです。

西洋薬ならカプセル薬のカプセルが飲めないという理由で、
カプセルをはずして中の粉やつぶつぶを直接飲もうとしたら実は危険です。
粒の薬も何層かの層状構造になってて少しずつ溶けながら効果を発揮するというものもあります。

だから、
やっぱり

 良薬は口に苦し

あまりわがままを言うのは良くないことだと思うのですが・・・・
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by rapport_kykohp | 2008-02-28 23:47 | 医学のこと

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