2017年 03月 04日
話題の 水素 は からだによいか
水素 の効果については、広く知れ渡っていることだと思います。
なぜ水素は身体によい作用をもたらすのでしょうか?
それは、活性酸素種 (からだにできたサビ)を身体から取り除いてくれるからです。 身体の中で発生する主な活性酸素種は、ヒドロキシラジカル、スーパーオキシドアニオンラジカル、ヒドロペルオキシルラジカル、過酸化水素 HOOH、一重項酸素があります。
これらの活性酸素の中で、水素でしか除去できない活性酸素があります。
それは、ヒドロキシラジカルです。
ヒドロキシラジカルは酸化をもたらす最も強力な活性酸素で、老化や疾患の原因として挙げられています。 このヒドロキシラジカルを除去する力を水素は持っています。 水素は発見されている元素の中で最も小さいものです。 従って、吸収されやすい形であれば、腸管や皮膚など身体のどの部分からも吸収されやすく、一旦吸収されれば身体のどの部分にもどの細胞にも届きやすい性質を持っています。 活性酸素種を除去することから、水素には 以下のような 幅広い効能があることが知られています。
脳梗塞の進展予防、パーキンソン病やアルツハイマー病などの変性性脳疾患の抑制効果
動脈硬化の抑制、心虚血の症状緩和
糖尿病の改善
悪性腫瘍に対する化学療法や放射線治療の副作用緩和
腎機能障害の進行の予防
アレルギー性疾患抑制
抗疲労効果 等
しかし、水素は水に溶けにくいという性質を持っているので、水素水という形では なかなか 体内に入っていきません。 ですから多くの効能を持っている水素は その 摂り方 が問題になるのです。
現在、多くの水素水が発売されていますが、2016年に消費者庁は調べた製品のうち3つの製品は全く水素が存在しなかったと公表し、
そして 昨日 3月3日付け で消費者庁はこの3社に対して、誇大な表示を行わない様に措置命令 を出しました。 原理的に考えると、水素水は最大に水素が水に溶解したとしても、溶解量が少ないことや体内に入ってもすぐに呼気となって消失しまう性質を考えると、活性酸素を十分量除去するためには1日に なんと 数十リットルの水素水を摂る必要があります。 呼吸に伴う活性酸素は成人で1日に取り込む酸素の約2%の量になると言われています。 身体に負荷がかかっている場合には、更に多くの活性酸素種が生じます。
従来、効果的に体内に取り込む 摂り方 が多くの研究者により考えられてきました。
その一つの方法が水素ガスを用いた方法です。 水素ガスは、脳へ流れる血流が停止して起こる脳梗塞で、梗塞の範囲を狭める効果があることが既に論文で発表されています。 また、この水素ガスを用いた心停止後の脳損傷を最小限にする臨床研究が本邦で始まりました。 水素ガスは今後、医学の世界では有益な治療手段となると考えられますが、ただ 装置が大掛かりすぎて、自宅で手軽に水素を摂る方法ではありません。
そこで、われわれの所属する 日本酸化療法学会は、手軽に水素を取り込むために水素カプセルを開発しました。 この水素カプセルは胃ではなく活性酸素種が発生する腸まで届いてから、1カプセルで水素を11リットル程度発生させます。 計算上では、1日2カプセル飲めば、体内で発生する活性酸素種は除去できると考えられます。
★当院でこのカプセルを販売していますので、問い合わせてみて下さい。